インプラントを長持ちさせるお手入れ

インプラントを長持ちさせるお手入れ

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インプラントは何年ぐらい持つもの？

半永久的に大丈夫という人もいれば、10年ぐらいだという人もいますが、装着後10年で9割以上のユーザーが問題ないと感じているデーターが実際にあります。
インプラントも歯と同様に、お手入れ次第では一生使うことが可能です。

実際、スウェーデン人医師ブローネマルクの最初の患者は、治療後から亡くなるまでの41年間にわたってインプラントが正常に機能していたという記録もあります。
どのようなお手入れが必要となるのでしょうか。

自分でもできるお手入れ

インプラント治療後の口腔内のお手入れ方法として、歯磨きに勝るものはありません。
食べたらすぐに歯を磨く習慣を身に付け、食べカスが歯間や歯と歯茎の隙間に放置される時間を極力短くすることが重要なのです。
そうすることで細菌の繁殖を抑えられて、口腔内を清潔に保てます。

歯ブラシではきれいに磨けない部分には、フロスや歯間ブラシなどを上手に使うといいでしょう。
そして仕上げにフッ素を用いた洗口液で口をすすいだり、フッ素ジェルを歯に塗るなどすれば、申し分なしです。
また、どうしても歯を磨くことができない場合は、口の中をすすぐだけでも効果はあります。

それ以外にも、糖尿病や心臓病、骨粗しょう症など骨にダメージを与える病に罹患しないように健康的な生活を送ることも、インプラントを長持ちさせるのに効果を発揮します。
また、就寝時に歯ぎしりがひどいという人は、マウスピースをはめることで、歯ぎしりの衝撃からインプラントを守ることが可能です。

専門家にお願いするお手入れ

どれだけ念入りに歯磨きをしていると言っても、完璧に歯垢を落とすことができている人はいないかもしれません。
それは、歯の表面だけではなく歯周ポケットと呼ばれる隙間などにも食べカスや汚れが入ってしまうからです。

数か月に1回は、歯科医に専門的な歯垢除去をしてもらうようにしましょう。
インプラントの周りに歯垢がこびりつき、歯茎が痩せて骨が痩せていったとしても、インプラントに神経はありません。
気づいたら、インプラントがぐらぐらだったということが少なくないのです。

そうならないためにも、定期的に歯科医の検診を受けることは、インプラントの長寿命化において重要なポイントとなります。