アメリカ生まれのスイスプラス

アメリカ生まれのスイスプラス

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ジンマーデンタル社

1927年、アメリカのインディアナ州にジンマー夫妻が立ち上げた整形外科製品を取り扱う会社がジンマー社です。
患者の苦痛を和らげて、Quality　Of　Life（QOL）の向上を目指した会社でした。
人工関節などの整形外科分野においては、世界トップシェアを誇ります。

そのジンマー社が開発して製造した歯科インプラントが、スイスプラスです。
歯科インプラント業界は、ヨーロッパ、とくにスイス、スウェーデンが優位を保っています。
スイスにある大手インプラントメーカーの製品にヒントを得て作り、その製品を超えたいという願いを込めて、アメリカ生まれにも関わらず「スイスプラス」と名付けました。

日本における販売や、製品取り扱いの講座、セミナーは、株式会社白鵬が一手に引き受けています。

スイスプラスの特徴

スイスプラスの特徴は、早い初期固定と、治療時間の短縮が実現することです。
その理由は、表面性状にあります。
スイスプラスは、MTXサーフェスという表面処理法を用いています。
これは、ハイドロキシアパタイトの顆粒によるグリッドブラスト処理のことで、これにより、ざらついた表面に仕上がるのです。

ざらついた表面は、骨や歯肉との接触率が上がり密着性を高めることができます。
さらに、スイスプラスのインプラント本体は純チタン製です。
チタンと骨との相性の良さは抜群で、これも安定性の向上に一役買っています。

また、スイスプラスのインプラントは、他社の大手メーカーのインプラントの互換性が非常に高いのも特徴の1つと言えるでしょう。

スイスプラスは発売後も研究が重ねられて、現在では先細りのテーパータイプ、テーパータイプで更にプラットフォームを小さくしたナロータイプも発売されています。
この表面処理は、MTXサーフェスに加えて、MP－1HAコーティングも施しています。

ネジ山も改良しました。
これまでのシングルスレッドではなく、180度回転させて始まるダブルスレッドを採用したのです。
これにより、シングルスレッドと比べると半分の回転での埋入が可能となりました。